設計課のシゴト

設計課のシゴト

「こんな台を作ろう」という企画を、実際の形にするのが設計課の仕事です。設計というと建築などを想像する方が多いと思いますが、パチンコ台は球が転がってゲーム性を生み出すものなので、実はとても緻密な工業製品です。企画やデザインのチームが考え出した面白いアイデアをいかに形にするのかが、設計課に求められる大きな役割です。
時には面白さを追求するあまりに実現不可能と思えるような企画もありますが、人が驚くような台を作りたい、たくさんの人に楽しんでもらえるようなヒット作を作りたいという思いは私たちも同じです。それをどこまで実現できるかは、設計マンとしての醍醐味と言えるでしょう。

畠中拓海

個人的に元からパチンコが好きで、それが高じてパチンコ台が作られる過程ってどうなっているんだろうという興味が、今の職業に就いた出発点です。実際に遊んでいると分かりますが、パチンコ玉があんなに細かい動きをしてそれがゲーム性になっているのを見ていると、いったい誰がここまで精密なものを作ったんだろうと気になるものです。
学校では機械系の設計を学び、その進路としてもちろん設計の仕事を志しました。就職活動の過程では他の業種も選択肢にあったのですが、最終的には自分の興味を仕事につなげたいという思いで共栄商会での設計仕事を選びました。
主な仕事は、デザイナーが描いたデザイン画から3D-CADを使って図面に仕上げることです。図面ができると試作品を作ることができるので、その試作品が思惑通りの動きをするかどうかを検証し、そこで見つかった問題点を設計レベルに戻して修正していく作業も含まれます。

設計の段階ではまだ図面上のものだった製品が、試作品になると実物になります。実物になると実感もわきやすくなるのですが、それと同時に設計段階では想定できなかった問題が見つかったりもします。これがいわゆるものづくりで、かねてから好きだったパチンコ台がこうしてできあがっていく現場を見ることができるのは、期待していた通りでした。
私は新卒入社なので、社会人経験も含めてすべてが初めてでした。最初は何も分からなくて当然なので、一から理解していけばいいと思っています。分からなくて当たり前、まずはやってみようの気持ちで何でも聞いてもらえる先輩でいたいと思います。

野崎英美

前職でもCADを使った仕事をしていました。そこから派遣社員をきっかけに共栄商会の一員になったのが、現在の職に就いた経緯です。仕事の内容はデザイン部署で作り出されたデザイン画から3D-CADを使って立体にしていく作業がメインです。前職と違い、作るものがまるで違うのが今の仕事の面白さだと思います。というのも前職は似たような形状の製品を作る仕事だったので、作るものをもっと面白いものに変えたいという思いがあったからです。

作るものが遊技台なので、企画・デザイン段階ではとにかく面白いものを作ろうという企画内容になります。しかしそれを現実の製品にするためのデータ化となると難しいものも多々あったりします。そこで大事になるのが、デザイナーの意図をどこまで正確に汲み取って、いかに形にするか。大切になるのはコミュニケーションで、活発なやり取りの中で良い着地点を見つけるのは、アットホームな社風で何でも話しやすい共栄商会だからできる仕事の進め方ではないでしょうか。
女性の立場で共栄商会を見ると、性別に関係なく評価が公平で働きやすい会社だと思います。

ある一日のシゴトの流れ

09:00
出社
メールチェック、本日の予定をチェック
09:30
部品の設計業務
12:00
昼休憩
13:00
試作品、金型品の検証など
設計図面から作られた試作品に問題がないかどうかをチェック
15:30
部品の設計業務
18:00
翌日の業務内容をチェック
退社